パスワードシリーズ
画像: AI生成

2026年2月25日、講談社青い鳥文庫の人気シリーズ『パスワード』の著者・松原秀行氏の訃報がX上で広まり、「パスワードシリーズ」がトレンド入りした。

松原氏は1949年神奈川県生まれ、早稲田大学文学部卒業後、1983年に作家デビュー。1995年より講談社青い鳥文庫から刊行を開始した『パスワードシリーズ』は、小学生5人が身近な事件をパズルやなぞなぞを駆使して解決していく推理児童文学で、2017年12月までに単行本32作が刊行され、累計360万部を記録した。挿絵は梶山直美氏が担当。シリーズ当初は『パソコン通信探偵団事件ノート』として刊行され、1〜6巻は後に改訂版として『風浜電子探偵団事件ノート』に名称変更されている。

訃報を受けてX上では、幼少期にこのシリーズを読んで育った世代から大量の追悼投稿が寄せられた。「本を読むことで知識や教養を得られると自然に教えてくれた」「ワクワクしながら図書室に通い詰めた」「活字にハマるきっかけになった」「最初に触れたミステリーだった」「インターネットの世界で同好の士を求めるようになったきっかけ」など、人生における読書体験の原点として語る声が目立つ。また「マコトとみずきが好きだった」「レイさんがかっこよかった」といったキャラクターへの愛着を語る投稿も多く、作品が読者の記憶に深く刻まれていたことが伝わる。

同じ青い鳥文庫の推理児童文学として、はやみねかおる著『名探偵夢水清志郎事件ノート』と並んで人気を集めていたことも多くの投稿で言及されており、「パスワードシリーズと夢水清志郎シリーズで育った」という声も相次いだ。講談社コクリコは2月24日に追悼記事を公開し、公式としても松原氏を偲んでいる。