鯉のぼり
画像: AI生成

2026年5月5日のこどもの日に合わせ、「鯉のぼり」がXでトレンド入りした。毎年この時期に必ず話題となる季節の風物詩だが、今年も全国各地の名所での掲揚風景がSNSに大量投稿され、大きな盛り上がりを見せている。

東京タワーやスカイツリーの真下、梅田スカイビル、富士山麓、香嵐渓、善福寺公園など、各地のランドマークと鯉のぼりを組み合わせた写真・動画が次々とXに投稿された。東京タワーでは333匹の鯉のぼりと岩手県大船渡市の『さんまのぼり』が掲揚される恒例イベントも開催されている。

話題を加速させたのは、ユニークな切り口の投稿だ。「鯉のぼりというより海老フライ」という見立て投稿や、「🎏の絵文字を知らない外国人が『魚が2匹釣れてラッキーな絵文字なんて使う機会があるんだろうか』とざわざわしている」という投稿が多くの共感・拡散を呼んだ。また、雨上がりにうな垂れたフレンチラベンダーを鯉のぼりに見立てた草花遊びの写真も「発想が素晴らしい」と注目された。

一方、感動的な話題も届いている。能登半島地震から2年4カ月が経過した石川県珠洲市の大谷川に、鯉のぼりが舞い戻ったとFNNプライムオンラインが報じた。地域の復活を象徴する出来事として、多くの人の心に響いている。

航空自衛隊の公式アカウントが「青い空に鯉のぼり、今日も空を護り続けています」と投稿したほか、セガやスクウェアエニックスなどゲーム企業の公式アカウントも鯉のぼりにちなんだ投稿でこどもの日を祝うなど、企業・団体を巻き込んだ広がりも見せた。

鯉のぼりは「鯉が滝を上って龍になり天に昇った」という言い伝えから立身出世の願いが込められており、黒鯉が父親、赤鯉が母親、青鯉が子どもを象徴するとされている。近年は少子化や住宅事情、個人情報の問題から個人宅での掲揚が減少しているとも報じられているが、各地の名所や公共施設での掲揚イベントが「みんなで楽しむ鯉のぼり」として定着し、毎年SNSでの盛り上がりを生み出している。