藤堂高虎
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2026年5月10日夜、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第18回「羽柴兄弟!」の放送中に「藤堂高虎」がトレンド入りした。この回では豊臣秀長(仲野太賀)が家臣の選抜試験を行い、藤堂高虎(佳久創)と石田三成(松本怜生)らが最終試験に残るという展開が描かれた。

視聴者の反応が最も盛り上がったのは、藤堂高虎が石田三成(佐吉少年)をお姫様抱っこするシーンだ。さらに竹中半兵衛も同様に抱えるシーンが登場し、佳久創が2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で武蔵坊弁慶を演じていたことから、「義経と弁慶のコンビ再現」として大河ファンの間で即座に話題となった。

もう一つの注目シーンは、藤堂高虎が橋を一踏みしただけで橋脚の傷みを見抜く場面。史実で「築城の名手」として知られる高虎の才能の片鱗を示す伏線として、歴史ファンから「この時から築城の名手の片鱗を見せてる」と熱い反応が集まった。また、登場早々に盗人扱いされるエピソードが、史実の「出世の白餅」逸話を想起させるとして話題になった。

演じる佳久創は1990年生まれの名古屋市出身。元ラグビー選手で日本選抜メンバーを務めたが、怪我を機に俳優に転向した異色の経歴を持つ。さらに父が元中日ドラゴンズ投手・郭源治であることも広く知られ、野球ファン層にも話題が広がった。「佳久」という苗字は郭源治が日本帰化時に付けたものだという。

ドラマの文脈では、これまで複数の主君を渡り歩いてきた高虎が、自分の正直すぎる性格と反射的な行動を理解してくれた小一郎(秀長)を主君と定める流れが丁寧に描かれ、「豊臣秀長の大河ドラマが本当に始まった」という高揚感がSNSを支配した。石田三成役・松本怜生の初登場回でもあり、今後の「秀長子飼いの家臣団」の活躍に注目が集まっている。