丑三つ時
画像: AI生成

2026年3月11日放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、主人公・松野トキの出生名「雨清水トキ」が「丑三つ時(うしみずとき)」を意味する言葉遊びだと明かされ、SNSで「丑三つ時」がトレンド入りした。

「草木も眠る丑三つ時」とは、怪談や怪奇話の冒頭でおなじみのフレーズで、午前1時〜3時(丑の刻)を指す言葉だ。主人公の名前がこの言葉と結びついていたことが判明し、視聴者の間で大きな反響を呼んでいる。

この伏線は第1話から丁寧に仕込まれていた。第1話のオープニング明けに、松野家が「武家社会の終焉」を呪う丑の刻参りを実行するシーンが描かれており、これが「丑三つ時」という名前への最初の伏線だったと多くの視聴者が気づいた。約半年にわたる「超ロングパス」の伏線回収に、「初回の丑の刻参りがまさかここに!」「極上のミステリー小説のようにずっと、答えは視聴者の目の前にあったのだ」といった感動の声が相次いでいる。

今回の放送回では、トキが松野家から雨清水家へ復籍するという物語の大きな転換点も描かれた。ヘブン(トミー・バストウ)が「雨清水トキ」を「丑三つ時」と読み解くシーンも話題を呼んでおり、「レフカダから勘太に変換できる人だから、雨清水トキも丑三つ時に変換できる」という視聴者の声も上がっている。

主人公・松野トキのモデルは小泉八雲の妻・小泉セツ(1868〜1932年)で、生後7日で養子に出された史実がドラマの設定の基になっている。トキが実は雨清水家の実の娘で松野家に養子に出されていたという設定は、この史実を踏まえたものだ。

『ばけばけ』はNHK連続テレビ小説第113作として9月29日に放送開始し、全125回が予定されている。今後も伏線の回収や物語の展開から目が離せない。