「お蝶夫人」が今トレンドになっているのは、この役を演じた声優・池田昌子さんの訃報が2026年3月13日に公式発表されたことがきっかけです。
池田昌子さんは2026年3月3日午後0時27分、脳出血のため87歳で死去しました。東京俳優生活協同組合(俳協)が3月13日に訃報を発表し、各メディアが一斉に報道。これを受けてSNS上で追悼の声が急拡散し、「お蝶夫人」「メーテル」などのキーワードがトレンド入りしました。
「お蝶夫人」とは、1973年放送のアニメ『エースをねらえ!』に登場するキャラクター・竜崎麗香の愛称です。池田昌子さんはこの役を担当し、気高く品格ある声で視聴者に強烈な印象を残しました。また1978年からはアニメ『銀河鉄道999』のメーテル役も担当し、こちらも昭和アニメを代表するキャラクターとして広く知られています。さらにオードリー・ヘプバーンの吹き替え専属声優としても活躍し、多くの映画作品で上品かつ艶のある声を披露しました。2009年には第1回声優アワード功労賞を受賞しています。
SNS上の追悼投稿では、世代によって最も印象深い役が異なる様子が浮かび上がっています。1970年代前半に育った世代は「お蝶夫人」、後半から80年代世代は「メーテル」、映画ファンは「オードリー・ヘプバーンの吹き替え」と、それぞれが池田さんとの思い出を語り合っています。「品格のある声」「唯一無二の美声」という言葉が多くの投稿に共通して登場し、声優としての技術と個性への深い敬意が伝わってきます。
なお、葬儀は親族の意向により近親者のみで執り行われており、ファンが参加できる公式の追悼の場は現時点では設けられていません。昭和アニメ・映画を通じて多くの人の記憶に刻まれた「あの声」が永遠に失われたことへの喪失感が、世代を超えてSNS上で共有されています。
メーテルもそうだけど、私ら世代にはお蝶夫人の声の人でした。ご冥福をお祈りします。 https://t.co/83WlRDvyqi
メーテル、お蝶夫人、火の鳥…そして「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」のオードリー・ヘプバーンの吹き替えも。思い出される数々の場面と声。池田昌子さんがこれだけ担当されていたとは。合掌 メーテル役声優 池田昌子さん死去 #Yahooニュース https://t.co/Y7vyXap8hT