シャインマスカット
画像: AI生成

2026年5月12日、シャインマスカットがXのトレンドに浮上した。最大の火付け役はゴンチャ(Gong cha)の新作シャインマスカットドリンクの発表で、同日朝8時台から「#ゴンチャの新作」ハッシュタグを付けた投稿が一斉に広がり、「毎年楽しみにしてる」「待ってました!」「絶対美味しいやつ」といった歓迎の声が相次いだ。昨年も好評だったシャインマスカットフレーバーの復活に、ファンの期待が高まっている。

コンビニ新商品の話題も重なった。セブンイレブンでは5月20日から『7プレミアム銀座千疋屋まるでシャインマスカット』が関東・東海エリアで発売される予定で、銀座千疋屋監修・マスカット果汁47%使用のアイスバーとして注目を集めている。冷凍果実を食べているような食感を再現した「まるで」シリーズの新フレーバーとして、スイーツ好きの間で話題となっている。

一方、農業の現場でも5月はシャインマスカットにとって重要な時期だ。農家アカウントが摘粒作業(1房あたり30〜40粒に整える作業)の進捗をXで報告しており、普段は見えない生産現場の丁寧な手仕事が消費者の目に触れる機会となっている。満開から10〜20日後が適期とされるこの作業が、ちょうど今の時期に集中している。

さらに、シャインマスカットの品種流出問題への言及も話題を広げた。農研機構が1973年から33年かけて開発し2006年に品種登録したこの品種は、日本が国外での品種登録を行わなかったため、2014年以降に韓国での栽培が本格化。韓国の栽培面積は2016年の278ヘクタールから2020年には2913ヘクタールへと10倍以上に拡大し、日本の経済損失は年間100億円超とも言われている。この問題への怒りを表明する投稿が高いエンゲージメントを獲得し、「美味しい高級フルーツ」という消費者感情と「守られるべき日本の農業資産」という問題意識が同時に渦巻く形となった。

5月14日締切のプレゼントキャンペーン投稿も複数確認されており、フォロー&リポストを促す拡散型の投稿がトレンド入りを後押しした。グルメ・農業・知財問題という異なる文脈が一つのキーワードに集約された結果、幅広い層の関心を集めるトレンドとなっている。