美輪明宏さん91歳で死去、最期の言葉は「ありがとう」
歌手・俳優の美輪明宏さんが老衰のため6月20日に死去したことが、2026年6月28日朝に所属事務所オフィスミワから発表された。91歳だった。NHKは同日10時27分に速報を報じ、新潟日報・毎日新聞・日本経済新聞・スポニチアネックスなど各社が一斉に訃報を伝えた。
事務所の発表では、最期の様子について次のように伝えられている。
老衰のため91歳。「最後は『ありがとう』と一言感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じました」。
生前にしたためた直筆メッセージも公開され、闇バイトや通り魔、SNSによる誹謗中傷など現代の問題に触れた内容が話題となっている。
なぜ今追悼が殺到しているのか
美輪さんは1935年に長崎市で生まれ、シャンソン歌手として「ヨイトマケの唄」でその名を知られ、舞台「黒蜥蜴」などで俳優としても活躍した昭和・平成・令和を貫く稀有な存在だった。
6月28日朝に訃報が一斉に報じられたことで、X上では検索とともに追悼投稿が急増。とりわけ「最期の言葉がありがとうだった」という報道が、訃報そのものへの悲しみを超えて「人は最後に何を残せるか」という普遍的な問いとして共感を広げている。生前の直筆メッセージの公開も感情的な反響を増幅させた。
声優・平和への信念――幅広い世代が惜しむ声
X上では追悼・感謝の感情が圧倒的に中心となっている。「最後は『ありがとう』と一言感謝の言葉を伝え、静かに目を閉じました」という発表に「胸が詰まった。大切な人に『ありがとう』と言えるうちに言いたい」と自省する投稿が共感を集めた。
世代によって惜しむ姿は異なる。若い世代からは『もののけ姫』モロの君役、劇場版ポケモンのアルセウス役など声優としての功績を振り返る声が多く、「黙れ小僧!」の名台詞や「宮崎駿監督が圧倒されていた」と振り返る投稿が注目された。
一方、10歳での長崎被爆体験に基づく平和・反戦への発言も改めて注目され、「戦争は自分とは違うものを許さない発想から生まれる」という言葉が現代への警鐘として受け止められている。交流のあった著名人からも個人的なエピソードを綴る追悼が相次いだ。
【追悼美輪明宏さん】 「ヨイトマケの唄」などで知られる歌手で、俳優の美輪明宏さんが今月20日、老衰のため亡くなりました。91歳でした。 NHKアーカイブスでは、美輪明宏さんが出演された番組の一部を動画で公開し、美輪さんのインタビュー記事も掲載しています。 https://t.co/9odPJaVHpk
美輪明宏さん死去、生前したためた直筆メッセージ公開 闇バイト、通り魔、SNSによる誹謗中傷…「この世のすべての問題を解く鍵」【全文】 https://t.co/0vZitRMfAu