私のライン
画像: AI生成

「私のライン」が2026年4月19日にXのトレンドに浮上したが、これは特定のニュースや著名人の発言が話題になったわけではない。「私のライン」というフレーズを含むスパム投稿が短時間に大量に送信され、Xのトレンドアルゴリズムがこれを「話題のキーワード」として誤って検出したことが原因とみられる。

X上で確認されたスパム投稿は大きく2種類の定型文に分類される。ひとつは「初対面で、よろしくお願いします。私は寂しいです。デートやセックスはできます。私のライン:@〇〇〇〇」という出会い系への誘導を目的とした文面。もうひとつは「お見合い、友達になりましょう。ラインでメッセージを送ってください。私のライン:4412189」という文面だ。これらは複数の異なるアカウントから、無関係なユーザーへのリプライ形式で大量に送信されている。

さらに、NTTや三菱商事・三菱重工業・東京海上など実在する大企業の株価と具体的な購入価格を列挙したうえで「詳しい情報は私にDMください」と誘導する投資勧誘型の投稿も「私のライン」というハッシュタグを付けて拡散されていた。金融庁はSNS上でこうした著名企業名を悪用した投資勧誘について注意喚起を行っている。

これらのスパム投稿の特徴として、いいねやリツイートがほぼゼロである点が挙げられる。実際のユーザーの関心や反応によってトレンド入りしたのではなく、投稿数の多さだけがアルゴリズムに検出された形だ。NTT東日本もNTTを名乗る特殊詐欺について公式に注意喚起を実施しており、こうしたSNSを起点とした勧誘には十分な警戒が必要だ。見知らぬアカウントからLINE IDへの誘導を求めるリプライやDMが届いた場合は、応答せずに無視・ブロック・報告することが推奨される。