新宿FACE
画像: AI生成

2026年3月10日、東京・歌舞伎町のライブハウス「新宿FACE」が公式Xで閉館を正式発表し、プロレス・格闘技・ライブ音楽ファンの間で大きな衝撃が走っている。

新宿FACEは2005年7月29日にオープン。東京都新宿区歌舞伎町1-20-1のヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町7Fに位置し、収容人数600人の会場として21年間にわたり営業を続けてきた。閉館の理由は定期建物賃貸借契約の満了で、最終営業日は2026年9月30日となる。なお、同施設の前身は1994年にオープンしたライブハウス「LIQUIDROOM」で、2004年1月に閉鎖後、翌年FACEとして生まれ変わった経緯がある。

この会場が「プロレス第2の聖地」と呼ばれてきた背景には、インディープロレス界における独特の位置づけがある。「新木場1st.RING→新宿FACE→後楽園ホール→両国国技館」という団体の成長ルートは業界内で広く認知されており、新宿FACEはその中間地点として多くの団体・選手の飛躍を支えてきた。閉館によってこの成長ルートが失われることへの危機感は、業界全体に広がっている。

閉館発表を受け、SNS上では現役レスラーや元スタッフ、ファンが一斉に個人的な思い出を投稿。「引退興行の場所として真っ先に新宿FACEと答えた」「成長の場だった」「人生で一番通った会場」といった感情的な投稿が相次ぎ、「#新宿FACEの思い出」というハッシュタグも自然発生した。オガワ支配人への感謝の声も多く寄せられている。

閉館まで約6ヶ月の猶予があることから、SEAdLINNNGが「6月16日がラスト新宿FACE大会」と発表するなど、各団体が最後の興行を企画・告知し始めている。また、歌舞伎町という好立地と600人という絶妙なキャパシティを持つ代替会場が存在するかどうかが、業界関係者の間で最大の懸念事項となっている。