イクラちゃん
画像: AI生成

声優・桂玲子さんの訃報が本日3月4日に発表され、「イクラちゃん」がSNSのトレンドに急上昇している。桂さんは2026年2月22日、誤嚥性肺炎による呼吸不全のため89歳で亡くなった。

桂玲子さんは国民的アニメ『サザエさん』において、イクラちゃん・カオリちゃん・リカちゃんという3つの役を長年にわたって担当してきた声優だ。「ハーイ」「チャーン」「バブー」というわずかな言葉だけで豊かな感情を表現するイクラちゃんの演技は、日本中の視聴者の記憶に深く刻まれている。

桂さんは1970年代から2025年5月まで『サザエさん』の担当役を務め、2025年6月に声優交代が発表されていた。イクラちゃん役はその後、平井祥恵さんに引き継がれている。88歳という高齢まで現役を続けたその姿勢は、今回の訃報を受けて改めて多くのファンに驚きと称賛をもって受け止められている。

『サザエさん』以外にも、桂さんは『ヤッターマン』のオモッチャマ役、『カリメロ』のプリシラ役(2代目)、『一休さん』のさよちゃん役など、昭和アニメの黄金期を支える数多くの作品に出演してきた。半世紀以上にわたる声優人生は、日本のアニメ文化の歴史そのものといえる。

今回の訃報をきっかけに、イクラちゃん・カオリちゃん・リカちゃんの3役を同一人物が担当していたという事実を初めて知ったというファンも多く、SNS上では桂さんの功績が改めて注目されている。また、『サザエさん』の放送開始当初からのキャストで現在も続投しているのはサザエ役の加藤みどりさんのみとなり、昭和アニメを支えた世代の終わりを感じさせるとの声も上がっている。