チャック・ノリス
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アクション映画界のレジェンド、チャック・ノリスが2026年3月19日(現地時間)にハワイのカウアイ島で86歳で亡くなった。訃報は日本時間3月20日夜に各メディアが一斉に報じ、Xでは「チャック・ノリス」がトレンド入りした。

訃報の衝撃をさらに大きくしたのは、その直前の経緯だ。3月10日に86歳の誕生日を迎えたノリスはスパーリング動画を公開したばかりで、その後ハワイで緊急搬送・入院中との報道が出た際には「本人は元気」との情報も流れていた。そのため、死去確認後の投稿には「信じられない」という二重の衝撃が色濃く表れた。

ノリスは1940年3月10日、オクラホマ州ライアン市生まれ。1958年に米空軍に入隊し、韓国で空手を習得。1964年から1974年まで世界空手選手権ミドル級王者として活躍した。1972年の映画『ドラゴンへの道』ではブルース・リーの敵役として出演し、映画史に残る対決シーンを披露。1984年の『地獄のヒーロー』で俳優としてブレイクし、テレビドラマ『炎のテキサス・レンジャー』(1993〜2001年放送、世界80カ国以上)で世界的な人気を確立した。

Xでの追悼投稿は、純粋な哀悼の声と「チャック・ノリス・ファクト」ミームを使ったユーモア追悼が入り混じる独特の様相を呈している。「チャック・ノリス・ファクト」とは、彼の超人的な強さを誇張したジョーク集として広まったインターネットミームで、「チャック・ノリスは死を恐れない。死が彼を恐れているのだ」「チャック・ノリスが死んだのではない。次の戦場に死を選んだのだ」といった投稿が大量に拡散した。このミームこそが彼の不死身のイメージを象徴するとして、笑いと哀悼の境界線が曖昧な独特の追悼空間が形成されている。

日本では80〜90年代のアクション映画ブームを体験した世代を中心に、『地獄のヒーロー』『デルタ・フォース』『ドラゴンへの道』『エクスペンダブルズ2』など具体的な作品名を挙げた追悼投稿が相次いでいる。詳細な死因は明らかにされていない。