#風薫る
画像: AI生成

NHK連続テレビ小説第114作『風、薫る』が、放送開始わずか4話目にして視聴者に大きな衝撃を与えた。4月2日放送の第4話で、主人公・一ノ瀬りん(見上愛)の父・信右衛門(北村一輝)がコレラ(コロリ)に感染し、そのまま死去するという展開が描かれたのだ。

朝ドラでは「いい父親ほど早死にする」という定番の法則が知られているが、過去作と比較しても今回の退場は異例の早さだ。『ちむどんどん』の父退場が第6話、『とと姉ちゃん』も第6話、直近の『あんぱん』でも第5話だったのに対し、今作は第4話。NHKの情報番組『あさイチ』でも「最速じゃない?」と言及されるほどの展開となった。

信右衛門の最期は、コレラ感染を悟った父が家族への感染を防ぐため納屋に自ら閉じこもり、外に置かれた水や手拭いを力を振り絞って取りながら、りんが折り鶴を投げ入れたり歌ったりして励ます中で息を引き取るというもの。最期の言葉「生きろ。りん。お前はきっと、優しい風をおこせる」は多くの視聴者の心を打った。

さらに話題を盛り上げているのが、北村一輝自身のコメントだ。北村は過去作『スカーレット』でひどい父親役を演じており、「今度こそいい父親をやりたい」と語っていた。その思いが結実した役柄だっただけに、わずか4話での退場は視聴者にとっても俳優本人にとっても感慨深いものとなった。NHK公式アカウントは「暑いロケの日にエキストラの皆さんに扇風機を当ててあげる姿もお見かけしました」と北村の人柄を伝えるオフショット投稿を行い、これも広く拡散された。

翌4月3日放送の第5話では、多部未華子演じる大山捨松と髙嶋政宏演じる大山巌が登場。また研ナオコが占い師・真風役で初登場し、物語は新たな展開へと進んでいる。2026年3月30日にスタートした本作は全26週130回の放送予定で、初回視聴率は14.9%(個人視聴率8.3%)を記録している。