民放の日
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毎年4月21日になると「民放の日」がトレンド入りする。これは特定のニュースや事件がきっかけではなく、朝の挨拶投稿に「今日は何の日」情報を添える定型投稿が大量に集積することで話題化する、年次パターンの記念日だ。

「民放の日」の由来は1951年4月21日にさかのぼる。この日、日本で初めて民間放送ラジオ16社に放送の予備免許が与えられた。翌1952年のこの日には社団法人・日本民間放送連盟(民放連)が発足している。この歴史的な出来事を記念し、日本民間放送連盟が1968年に「放送広告の日」として制定。その後1993年に「民放の日」へと改称され、現在に至る。また、4月21日から27日の1週間は「民放週間」として位置づけられている。

最初に予備免許が交付された民間放送局には、中部日本放送(名古屋)や新日本放送(大阪、現在の毎日放送)などが含まれていた。

今年のX上の反応を見ると、歴史的事実を紹介しながら朝の挨拶を添える投稿が大半を占め、全体的にポジティブ・中立なトーンだ。一方で「テレビを持っていない」「最近地上波自体見なくなった」という声も複数上がっており、民放誕生から75年を経た現在のメディア環境の変化が自然と話題になっている。YouTubeやTikTokなど新興メディアの台頭を意識したコメントも見られ、「チャンネル(発信)はたくさんある方がおもろい」という声も上がった。

4月21日はほかにも、ゲームボーイ発売記念日、忠犬ハチ公の除幕式記念日、川根茶の日、オーベルジュの日、創造性とイノベーションの世界デーなど複数の記念日が重なる。X上では「民放の日」単独ではなく、これらをまとめて紹介する「4月21日の記念日まとめ」形式の投稿として拡散される傾向が強い。